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蹴とばしプレス監視

特許第6985772号

◎ 加工打点数管理

◎ 製品制作数の管理

◎ 加工の最低衝撃力の管理 

 

SCM-024P  IPD-01A 標準システム

SCM-024P  IPD-02A 精密測定システム


管理が困難な『蹴とばしプレス機』ですが、加工の段取りが簡単にできるメリットにより、

少量生産の多い加工現場では、未だ頻繁に活用されている現場も少なくないのではありませんか。

この様な現場で品質の管理に悩んでいる、担当者様へ専用の監視ユニットをご提案を致します。

 

こんなメリットがあります。

①最低加圧の設定で、作業者の疲れ・作業者の交代・などにより加圧のばらつきをリアルタイムに監視出来ます。

②ショットカウントモニタと接続で、打点数を管理が可能となり、打点不足の不良を防止します。

③加工をリアルタイムに監視できるので、現場で加圧不足を認識でき、規定加圧以下の加工品の流出を防ぎます。

 

システム概要

 

 加工の衝撃力  と ヘッドの位置  

をリアルタイムモニターし

蹴とばしプレス 加工良否を判断 します。

 

 ヘッドの動きだけで打点管理する方法では、位置確認等でヘッドを動かすとカウンターが進み正確な管理が出来ません。

 

 ヘッドの位置加工の衝撃力が加工の主要素と考え、それぞれを同時に監視する事で加工を判断する、IPDを制作しました。

 衝撃力をより精密の設定することで、加圧の低下も同時に監視出来ます。作業者が代わっても同等の衝撃力を確認できます。

 

加工の衝撃力

 

衝撃センサ(ISU-01A)を加工ヘッド又はヘッドに連動するアームなどに取り付け、

ヘッドの衝撃(加速度)を計測し、IPDパネルのインジケータ(10段階)で表示します。

本センサでは、加速度の計測を行い加圧力を判定します。

 

加工の加圧力と、センサで計測の加速度の関係は、ニュートンの法則により下記式で表せます。

 

 ニュートンの法則 F(加工力) =m(ヘッド質量)×a(衝撃力)   

      

*加工機・加工段取りが同じであれば(m:一定)、衝撃センサで測定した衝撃力が規定値以上であれば、

 

  加工に加えた力は、規定以上である事が言えます。

加圧の管理

 

 衝撃力センサーで常にヘッドの加速度をモニターし、ヘッド位置が加工位置にあり、衝撃力が設定レベルに達した時点で加工成功と判断しカウントします。

高価なロードセル等で計測を行う事に比べ、加圧力自体の測定できませんが、適切な衝撃レベル設定する事で、良品加工に相当した加速度をヘッドが加えた事をモニタし加工者へ知らせます。

 

センサは、5G(ナットカシメなど) と 16G(カットなどの加圧力の大きい作業) の2種から選ぶことが出来ます。

また、どちらのセンサも、ユニットに対しX-Y-Zの軸方向を内部スイッチで選択できます。

 

*5G・16Gともご要望の場合は、オプションにてご提供可能です。

衝撃センサ 5Gと16Gの写真 
衝撃センサユニット

設置・設定

 

ヘッドの位置検出には、設置及び調整が容易なマグネットセンサを採用し、作業に合わせたセッティング変更の手間を軽減できます。

加工機のシリンダーガイドにセンサを取り付け、加工位置に対応する箇所に、マグネットを付けるだけで感知できます。

 

衝撃センサはマグネットフットを装備しており、工具なしでヘッドへ取り付け可能です。

 

上部に取り付けられない場合でも、ヘッドに連動するアームのどに取り付け可能です。感知軸方向もセンサの内部スイッチでX-Y-Zの3方向選択可能で設置個所に応じた適切な感知軸方法を選択できます。

蹴とばしプレス 原点位置
蹴とばしプレス 原点位置

衝撃センサは、マグネットフットで、ヘッドなどに簡単に配置できます。

 

蹴とばしプレス加工位置
蹴とばしプレス加工位置

位置センサは、配置・調整が行いやすい、マグネットセンサを採用。位置調整も付属のマグネットで簡単配置が可能です。

 


機種

IPD-01AとIPD-02Aの2機種あり、どちらの機種も5G 又は16Gどちらかのセンサが選択できます。

*1G=重力

 

IPD-01Aは、標準のシステムになります。

●センサで選択した感知軸方向に対しての正方向・逆方向・両方向の選択が出来ます。

 ヘッドに設置が困難でヘッドと連動するリンクアームなどに配置する場合など使用します。

●パネルのゲイン選択ボタンで衝撃センサの検出信号を1倍・2倍と選択できます。

 

IPD-02Aは主に衝撃力の精密モニタを行いたい場合選定ください。

 ●センサのゲイン(感度)がリニアに調整できます。1倍~2.5倍

 ●インジケータのオフセット(最下段のLED)を4段階(15%・20%・30%・40%)に変更出来ます。

  インジケータの衝撃状況をクローズアップしてモニター出来ます。

ナットのカシメなど繊細加圧制御を行いたいときに、ご利用ください。

 

NEW  より高度の監視を行いたい方へ

ご要望により、IPD-02Aにピークホールド機能を持ったモデルを追加しました。

パネルのピークホールドボタン入力で、一定時間ピーク表示が維持されます。

設定衝撃値の最高値の表示をキープした状態で、感度調整ツマミで調整できるので、より細かい設定で確認できます。

 

 

 

機種名

感度 オフセット 衝撃方向選択
 IPD-01A  1倍 2倍 選択 15% 固定 正 負 両 選択
 IPD-02A 1~2.5倍 リニア調整 15・20・30・40%  正方向のみ
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フットプレス監視システムカタログ
標準システムのカタログ
IPD-01・02A PDFカタログV1.02.pdf
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